【中学受験】歴史の最強かつ最速の勉強法は「角川まんが×歴史年表」である!

今回の記事は、中学受験における歴史の最強かつ最速の勉強法についてです。

そして、その勉強法はタイトルにあるとおり「角川まんが×歴史年表」になります。

では、なぜこれが最強かつ最速の勉強法といえるのか。

その理由について、2つに分けて説明していきます。

角川まんが以外をお持ちの方でも、歴史の勉強法の参考になると思いますので、よろしければ最後までお読みください。

なお、歴史まんがの中で一番おすすめが「角川まんが」である理由についてはこちらで書いてます。

目次

試験で8割以上とれる角川まんがは「最強」

角川まんがだけで御三家は8割以上とれる

1つ目の理由です。

サンプル数はまだ少ないですが、当サイトの角川まんがで何点とれる?シリーズでは実際に角川まんがを使って過去問が何点とれるかを検証しています。

これまでに、千葉の御三家(渋幕・市川・東邦)をはじめ、開成中学(2023年度)も検証してみましたが、基本的に角川まんがだけで御三家以上でも8割以上とれます

開成(2023年度)の検証記事はこちらです(角川まんがだけで歴史パートは92点とれます)。

というのも、もともと大学受験でも使える歴史まんがなので中学受験で不足するわけがありません。

私自身も角川まんがを5年以上使ってやっと分かりましたが、中学受験の歴史は御三家を含めて角川まんがの知識だけで十分です(もっと早く気づくべきでした)。

なお、私は現在新小5の歴史の先取り勉強を角川まんがだけを使ってやっています。

こちらがその先取り記事になります。

特に、メイン教材(テキスト)が決まっていないご家庭であれば、あれこれ参考書でどれがいいのか迷うのはやめて、「角川まんが」1本にすることをおすすめします。

角川まんがは資料集や記述対策にもなる

資料集になる

次の問題は、開成中(2023年度)の遺跡に関する問題です。

【開成中学校(2023年度)

 空欄に入る語句をカタカナで答えなさい。

埼玉県の稲荷山古墳の鉄剣と熊本県の江田船山古墳の鉄刀には、大和政権の大王である(  )大王に仕えたということが漢字で刻まれています。   

 正解)ワカタケル

こちらは角川まんが1巻のカラーページです。

角川まんが『日本の歴史』1巻 P6,7

7ページの左上から「ワカタケル」が解答できます。

角川まんがには遺跡関係の写真もたくさん載っているので、視覚的にも効率よく覚えることができます。

これは、他の出版社の歴史まんがでも同じことがいえますが、要するに歴史まんがを持っていれば、別途、資料集を購入する必要はないということですね。

結果、角川まんがだけで十分です。

➋ 記述対策にもなる

次は、桜蔭中の記述問題です。

【桜蔭中学校(2023年)

 江戸時代以前の武士は主人のために戦うことを義務付けられていました。江戸時代に入り、戦いがほとんど起こらなくなると、将軍と大名との主従関係を確認するために、将軍は大名たちに戦うことの代わりにどのようなことを命じましたか。以下の語句をすべて使って60字以内で説明しなさい。

[ 江戸 領地 河川 ]

 解答例)江戸と領地を1年おきに滞在させる参勤交代を義務づけ、江戸城の警備や河川の堤防造りなどの土木工事を命じた。(52字)

こちらは角川まんが9巻の各ページです。

角川まんが『日本の歴史』9巻 P90より作成
角川まんが『日本の歴史』9巻 P103より作成

参勤交代では、大名が1年ごとに江戸と領地を交互に滞在することはよく知られていますが、江戸の滞在中に大名に江戸城の警備や河川造りなどの土木工事を行わせていることは結構知らない受験生もいます(コアプラスには載っていません)。

こうした発展知識も含めて角川まんがはきちんと網羅されており、イラストでその背景を理解できるので優秀です。

記述のINPUTも角川まんがだけで十分です。

歴史の流れを理解できる歴史年表は「最速」

ここまでで、INPUT教材は角川まんが1つだけで十分というのはある程度分かっていただけたかと思いますが、この「最強」の教材をさらに「最速」で読み終える方法が歴史年表を使うことです。

歴史年表は、時代ごとに区切られかつ年号順に歴史の出来事が載っている一覧表です。

つまり、歴史の流れを確認するなら当たり前ですが歴史年表を見るのが一番早い方法になります。

ただし、ここで1つ注意点があります。

角川まんがの歴史年表はそのまま使わない

角川まんがには、最後の方に歴史年表がついていますが、これをそのまま使うことはおすすめしません。

理由は単純です。角川まんがの年表の中には、中学受験には不要な知識まで含まれているからです。

下が角川まんが1巻の歴史年表を抜粋したものになります。

角川まんが『日本の歴史』1巻 P222,223より作成

赤枠の年号は中学受験では基本的に覚えないものになります(古墳時代は2巻にも少し続きます)。

歴史を勉強する目的が、大学受験や大人の歴史の学び直しなどであればこの歴史年表で全然問題ないですが、中学受験の歴史勉強という目的であれば絶対に年号の断捨離は必要です。

中学受験専用の歴史年表を使う

ここで私が作成した中学受験専用の歴史年表の一部を抜粋します。

弥生 57 倭の奴国の王が、後漢(中国)に使いを送り、光武帝より金印を授かる(『後漢書』東夷伝)     
239 邪馬台国の女王卑弥呼が、魏(中国)に使いを送り、「親魏倭王」の称号を授かる(『魏志』倭人伝)  
古墳 478 倭王武が、南朝の宋(中国)に使いを送る
538 百済(聖明王)から仏教が伝わる
587 蘇我馬子が、物部氏を滅ぼす

なお、この歴史年表はこちらで無料ダウンロードできます。

上の年表を見て分かるとおり、中学受験では弥生時代は2つ、古墳時代は3つの出来事で十分なんです。

角川まんがの年表だとオーバーワークになってしまうんですね(なお、集英社をはじめ他の歴史まんがの歴史年表も同様です)。

そこで、歴史年表は中学受験専用を使うことが重要になってきます。

中学受験専用の年表に沿って角川まんがを読んでいけば、どの部分が中学受験では重要な出来事なのか分かるので、角川まんがを読むときのポイントも分かるということです。

つまり、最速で角川まんがを読み終えることができるということですね。

歴史の最強かつ最速の勉強法は「角川まんがを中学受験専用の歴史年表に沿って読むこと」である

最後に1つだけやってほしいこと

角川まんがを使って、過去問を1年分だけ解いてみよう!

最後に角川まんがをお持ちのご家庭であれば、ぜひお子さんに一度、角川まんがを見ながら志望校の過去問(歴史パート)を1年分どこか解かせてみてください。

ポイントは、角川まんがを見ながらです。全部の問題見ながらでも大丈夫です。

結果8割以上解くことができたら、角川まんがに対する考え方も変わると思います。

今、角川まんがを持っているけれどあまり使っていないというご家庭は、おそらく角川まんがを「参考書」として利用していることが原因かと思います。

「あくまで勉強の参考」という位置づけが、角川まんがの価値を下げてしまっているんですね。

もったいないですよね。御三家で8割取れる教材が目の前にあるのに、全く読まれることなく時間が過ぎてしまうのは。

そうなる前にも、ぜひ一度、過去問を解くことをおすすめします。

そして、角川まんがを最大限に活用して最速で歴史の勉強を終わらせましょう♪

それでは、今回の記事はここまでになります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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