【新小5体験談(3巻)】角川まんが『日本の歴史』で先取り勉強をやってみた!

こんにちは、ゴロブーSTUDIOのゆきです。
今回は、わが家(新小5)の角川まんが『日本の歴史』の先取り体験談(3巻)になります。
2巻の体験談はこちらです。
3巻からいよいよ平安時代に突入します。
平安時代は、実は江戸時代よりも長く続いた時代(約400年間)でとてもボリュームのある時代です。
まんがも4巻まで続きます。
歴史人物も少しずつ増えてきますので、今回も人物相関図を使って進めていきたいと思います。
また、オリジナル問題プリントが一番下にありますのでご活用ください。
3巻まとめ 保護者予習用
桓武天皇は、都を奈良から京都に移し、平安時代が始まります。この時代は、貴族政治の時代で、特に 藤原氏は、天皇の外戚となり、摂政、関白の地位にのぼって権勢をほこります。遣唐使の廃止によって、国風文化の時代となり、新しく考案された仮名文字を使って『源氏物語』などの傑作も生まれます。しかし、地方では、しだいに武士が力をつけてきます。本巻では、平安時代の摂関政治と王朝文化を見ていきます。
引用元:角川まんが学習シリーズHP
第1章 桓武天皇と平安京
2024年3月17日(日)、いよいよ平安時代のスタートです。
いきなりですが、3巻では最初の第1章が一番重要です。
なぜなら桓武天皇が都を平安京(京都)に移すからです。
意外なことに京都はこの桓武天皇が移した794年から 東京遷都の1869年まで首都として機能していました。
小学生はもちろん知りませんのでびっくりします。
それでは、こちらが第1章で使う人物相関図です。


この章のメインは桓武天皇!平安京に都を移した人。
そして、早速やったのが東北の征服。ここで坂上田村麻呂が初めて征夷大将軍というのになって東北のボス、アテルイと戦うんだよ。
後、桓武天皇は仏教が政治に深く関わっているのを変えようとしたんだ。そこで最澄や空海に新しい仏教を学ばせるために唐へ修行に行かせたんだよ。
そして、この後から一気に難しくなります。なぜなら政治の話が出てくるからです。
ここから藤原氏がたくさん出てくるのですが、この中で押さえておくべき人物は、貴族で初めて摂政になった藤原良房とその子ども(養子)の藤原基経(初めての関白)なので、そこだけ〇をつけて教えておきます。
そして、再度、摂政の復習をしておきましょう。摂政は、第2巻の第1章 聖徳太子の時に出てきた言葉ですね。
1章については、とりあえず子どもが得意な比叡山延暦寺の最澄と空海に力を入れました!
第2章 貴族政治の発展
2024年3月19日(火)、平安時代2回目。


この章のメインは菅原道真!学問の神様で有名な人だよ。ここは色々な人が出てくるけど、この菅原道真を特に覚えておこう!
2章の冒頭で、歴史上初めての関白になった藤原基経が再度出てきます。
前回の復習をちゃんとします。
これ以外には、文学で有名な紀貫之が出てきます。実は女性ではなく男性です。子どももびっくりしてました。
「えっ!じーさんじゃん!」
そうです。紀貫之はひら仮名を使いたかったので女性のふりをして『土佐日記』を書きました。
まんがで分かる新事実「女装じーさん」です。
他には、荘園制度の話が出てくるのですが、ここは税金の話も出てくるので中々難しいところです。
うちの子も「ふーん」という感じでした。
とりあえず、ここの巻では紀貫之もいますが、学問の神様「菅原道真」をぜひ押さえておきましょう。
道真が大宰府に左遷され、さびしく亡くなるという切ない描写があります。
そしてこの後、道真の怨霊なのか不吉なことがいろいろと起こります。
実は、日本三大怨霊と呼ばれているのが、菅原道真、平将門、崇徳天皇で、いずれも平安時代の歴史人物なんです。
雑学で教えておきましょう。
第3章 藤原道長と摂関政治
2024年3月21日(木)、摂関政治の絶頂を迎える時代です。


この章のメインは藤原道長!この章というより日本の歴史の中でもメインの歴史人物だよ。摂関政治といって、天皇じゃなくその側にいる摂政や関白が政治を始めるんだよ。摂政は聖徳太子の時に出てきたね。
藤原道長は超重要人物です。
望月の歌を詠む藤原道長の描写が見開き1ページに大きく使われているところからもそれが分かります。
意訳:この世は私のために存在していると思う。なぜなら満月は完全で欠けることがないように、この世のすべてが私の意に満ち足りていると思うから。
この章は、この歌一択です。ぜひ、暗唱できるぐらいこの歌を子どもにリピートさせましょう。
第4章 栄える国風文化
2024年3月23日(土)、平安時代のスタートです。


最後の4章のメインは平将門!藤原純友とセットで出てくるんだけど、ここからいよいよ武士が出てくるんだ。後は藤原道長の息子頼道が出てくるんだよ。
最初の方は、国風文化の特徴が紹介されています。
問題プリントで、寝殿造や十二単などの用語を覚えていきます。
そして、途中からいよいよ武士らしい武士が出てきました。
実際に武士は、第3章のところで既に出てきています。
荘園の話がまんがにあったと思いますが、この頃から有力な農民たちは力をつけて、彼らが自衛のために武装するようになったのが武士の始まりです(P107参照)。
ただ、やはりこういう荘園とかの話になると子どもの食いつきが悪いですね。
メインの平将門ですが、この将門のおすすめスポットとして将門塚というのが、大手町の巨大ビル街の中にひっそりとあります。
平将門は2章で少し紹介した日本三大怨霊の1人です。
この将門塚は、なんでも将門の怨念が恐ろしくてこれまでもずっとどかすことができなかったみたいです。都内の方は一度訪れてみるのもいいかもしれません。
後は、最後に平等院鳳凰堂が出てきますので、10円玉とまんがの3ページを見せながらきちんと覚えさせましょう。
次の4巻からは院政が始まります。
また政治の話なので子どもにっては一番面白くない巻かもしれません。
第3巻 まとめ
3巻を一言でまとめると、貴族政治の時代ですね。
天皇の政治ではなく、その側近である摂政や関白の藤原家が政治を行っていたというのが理解できればいいと思います。
とはいっても小学生はこの政治というのがやはりピンときません。
とりあえず、国を自由にできる力があったというのを教えておきました。
次回は4巻ですが、正直4巻は全16巻の中で一番中学受験で押さえるべき論点が少ない巻なので、あまり深入りせずにサクッといこうと思います。
それでは、今回はここまでになります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ゴロブー歴史 第3回(角川まんが 3巻 対応)ダウンロード
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