【新小5体験談(初回)】角川まんが『日本の歴史』で先取り勉強をやってみた!

こんにちは、ゴロブーSTUDIOのゆきです。
今回の記事は、わが家(新小5)の体験談、角川まんが『日本の歴史』で先取り勉強をやってみた(初回)になります。
中学受験塾では小学5年生の9月から歴史の授業が始まりますが、そのスピードは思った以上に速いです。
そのため塾で歴史の授業が始まる前に、歴史全体を先取りで1回転しておくのが理想です。
わが家は中学受験をするかはまだ完全に決まっていませんが、春休み前の3/2から歴史の先取り勉強を家で始めました。
では、なぜ先取り勉強に角川まんがを使うのか。
それは、角川まんがが中学受験向けの教材としては最強だからです。
中学受験向けの教材で角川まんがが最強である理由についてはこちらで書いています。

また、他の歴史まんがでいいわけではなく角川まんがでなければ効果が出ません。
歴史まんがの中で角川まんがを一番おすすめする理由についてはこちらで書いています。

今回先取り勉強で使用するのは、角川まんが『日本の歴史』の本編全16巻セットです。
別巻の近現代史3冊は、本編をさらに深く理解するためのものなので、最初の先取り1回転では使わない予定です。
また、15巻セットを既に購入しているという方は16巻だけを単品で別途購入してもいいと思います(わが家の場合がこのパターンです)。
そして、まんがで先取りといっても、単にまんがを読ませるだけでなく色々と工夫をしています。
次からは、わが家で実践している方法についてご紹介しますので、角川まんがをお持ちの方(またはこれからご購入予定の方)はぜひ参考にしてください。
最初は1巻からではなく16巻から読ませてみる
実は、わが家では、上の子(当時小4)の時に既に角川まんがを購入していました。
もう、4年以上も前ですが、結局、当時の子どもは2巻の途中まで読んで、その後は本棚に並んだだけでした。
今回はその時の失敗を活かし、角川まんがをただ子どもに渡しただけでは絶対に読まなくなると分かっていたので、下の子には色々と工夫をしました。
その1つが、角川まんがを読むに当たって、いきなり1巻から読ませないということです。
1巻から読ませない理由
理由は、子どもにとって歴史が他人事のままスタートしてしまうからです。
どういうことかといいますと、今回私は、下の子にそもそも歴史についてどんなイメージを持っているかを聞いてみました。
すると、「知ってるよ!やりを持ってぞうを倒すやつでしょ!」と、このぐらいの回答しか返ってきません。

子どもの中で歴史というのは大昔の話であり、自分とは全く関係のない話だと思っているんですね。
つまり、他人事なんです。
これが、まずは子どもが歴史に興味を持たない大きな原因の1つだと思います。
16巻から読ませてみる
知っている人物や出来事を書かせてみる
実際に、わが家の新小5が16巻を読んで書いた内容がこちらです。よろしければ参考にしてください(劇的に字が汚いですが・・・)。

うちの子は、鬼滅の刃はアニメだから書いちゃいけないと思ったらしく、私に言われてから書いたので最後の方になっています。
最終的に、第4章については、コロナがタイムリーな世代だったので抵抗なく読んでいました。
知っている言葉が出てきたら、「これ知ってる~」みたいなノリでどんどんノートに書いていくという感じです。
これで少しは、歴史というのが自分達にも関係していると分かってくれたんじゃないかと思います。
・「日本の歴史は、過去からの積み重ねで今の日本がある」というのを分かってもらう!
・16巻の第4章から読ませて子どもに当事者意識を持たせる!
ここまでして16巻はいったん終了しました。
この16巻は最後にまたやると思うので、その時にこのノートを再度子どもに見せてあげたいなと思います。
本編(1巻)に入る前に「西暦・世紀」の意味と変換方法について教える
次に、本編の第1巻に入る前にもう1つだけやっておくことがあります。
それが「西暦・世紀の意味」と「西暦⇔世紀の変換」についてです。
歴史まんがの中には、「何世紀」というフレーズがばんばん出てくるので、それがいつのことを指しているのか先に教えてあげないとおそらく混乱します。
この【西暦⇔世紀の変換】のやり方には、大きく2つの方法があります。
それが、①「二桁切上法」と②「お金換算法」です。
大手塾の多くは①の「二桁切上法」で説明しますが、おすすめは②の「お金換算法」です。
①「二桁切上法」
一応、「二桁切上法」についても簡単に説明しておきます。
例えば、西暦2024年を世紀に変換する場合は、二桁ずつ区切り20.24と考えて、切り上げると21世紀になります。
1889年であれば、18.89として、切り上げて19世紀です。
239年は、2.39と考えて切り上げて3世紀です。二桁の区切りは1の位からを優先します。
538年は、5.38で切り上げて6世紀。
57年はどうでしょう。0.57と考えて1世紀となります。
キリがいい00年の時はどうでしょう。
1600年は、16.00と考えて、丁度いいので切り上がらずにそのまま16世紀です。
2100年は、21.00と考えて、やはりそのまま21世紀です。
ここまでは結構簡単ですよね?たぶん、子どももここまでは調子よくついてくると思います。
どころが、この逆になったとたん一気に分からなくなります。
10世紀は西暦何年から何年?
こう聞かれたときにパッと出てこないのです。
頭の中が2ケタずつ区切るという考えになっているので、10.00と頭に浮かんだりしてしまいパニックになるんです。
本番入試において、1つでもこのようなパニックが起きると、経験値の少ない小学生は精神的に動揺し、その後全く問題文が頭に入ってこなくなります。
こうした事態に少しでも陥らないように、この西暦変換について時間がかかるお子さん、または紙に書かないとよく分からないというお子さんは、次の②のお金換算法をおすすめしています。
(※さっきの10世紀の西暦変換で、すんなり901年から1000年と答えられるお子さんは、この①の「二桁切上法」だけ教えても特に問題ないです。)
②「お金換算法」
お金換算法は、1世紀を100円玉1枚として考えるやり方です。

例えば、239年が何世紀になるか考えるとき、239円の商品なら100円玉3枚で買えますよね?
だから3世紀。
2001年(2001円)は、100円玉が21枚必要だから21世紀。
1600年はどうでしょう?100円玉16枚で買えますので16世紀!
反対もしてみましょう。
10世紀は西暦何年から何年?
100円玉10枚の1000円の買い物で考えると901円から1000円まで買えますよね?だから901年から1000年。
900円(900年)は、100円玉9枚(9世紀)で買えてしまうので10世紀には入ららないというのがイメージできるかと思います。
この901円(901年)がすぐに出てくるかどうかがポイントです。
二桁切上法だと頭の中で数字を切り上げたりするので混乱してしまうんですね。
また、お金換算法のいいところは、やり方を絶対に忘れないという点です。
100円玉の買い物の計算はさすがに子どもも忘れません。
一方、「二桁切上法」は、今は覚えたばかりで簡単そうに見えますが、これから中学受験でいろんな算数の計算問題をしていくうちに、他のやり方と混同してしまうんですね。
おそらく大手塾のほとんどが、また、参考書のほとんどが、①の「二桁切上法」で説明しています。
ここについては、相性があるかもしれませんが、一度、ぜひお金換算法のやり方で教えてみて下さい。
今回、この②の「お金換算法」について、西暦・世紀の意味も含めた簡単なテキストと問題プリントを作成しましたので、よろしければお子さんと一緒に使ってみて下さい。
西暦・世紀変換プリントは、2024.7.1~歴史先取り教材(有料)の一部となりました。
本編に入る
わが家は、ここまでしてようやく本編の1巻に入っていきました。
次回の記事で、1巻の体験談は書こうと思いますが、1巻では難しいところはそんなにありません(第4章の古墳時代で歴史人物が少し出てきますが事前にある程度解説しておきます)。
この記事を書いている3月20日現在、先取りを始めて3週間目ですが、だいたい1週間に1巻終わるぐらいのペースできています。
そして、鬼門となるのが2巻です。ここをどうやって乗り切るかが一番大事だと思います。
わが家も結構大変でした。
その際に、角川必殺の人物相関図が役に立ってきますので、2巻ではそこも紹介していきたいと思います。

こちらの記事でも、人物相関図の使い方について詳しく書いているので参考にしてください

後は、継続のコツとして1日1章がおすすめです(角川まんが1冊は4章立ての構成になっています)。
だいたい1章が15分ぐらいで終わりますので、寝る前とかに丁度いい勉強が習慣化できます。
これを急いで1日に2章以上するのはおすすめしません。おそらく続かないです。ただ、他の習い事があったりして、1週間であまり時間がとれないとなると、土日などの午前午後で2章分はありかもしれません。
一番いいのは、平日5日かけて2章、土日2日かけて2章の1週間で1巻終わるぐらいの目標ですかね。わが家は、くもんやサッカーもしているので、このペースでやっています。
また、この進捗度についても記事で書いていきたいと思います。
まとめ
今回は、本編に入る前の導入部分の紹介でした。
やはり、最初の16巻第4章から読んでもらうというのは非常にオススメです。
自分たちの時代も、日本の歴史のまんがになっていることが分かってくれます。
そのため3週目に入った今も挫折することなく無事読み進められています。
また、1日1章15分という勉強習慣もついてきたので、これから先取りで歴史の勉強を始めようと思っている方は、ぜひ角川まんがを使った先取り勉強を試してみてください。
次回は、1巻の体験談を更新していきたいと思います。
1巻からは、上の子で失敗した経験を活かして、角川まんがを読ませながら私が作った問題プリントをさせる予定です。
その時はそのプリントもアップしたいと思います。
それでは、今回はここまでになります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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