【小5体験談】2024年度ニュース検定5級を受検してみた!【中学受験の先取り】
2024年4月19日、Amazonで予約していた2024年度版ニュース検定5級の公式テキスト&問題集が届きました。
早速やってみたので、今回はその体験レビューになります。
※各章を終えるごとに更新しているため、少し読みにくいかもしれません。
ニュース検定とは?
➊ 日本ニュース時事能力検定協会主催の新聞やテレビのニュース報道に関する検定です。
➋ 正式名称は「ニュース時事能力検定」といい、「N検」と略されたりもします。
❸ レベルは1級から5級まであり、中学受験生であれば4級(小6向け)と5級(小5向け)がおすすめです。
➍ 試験方法は、「マークシート試験」と「IBT試験(ネット試験)」の2つがあります。
➎ 試験日は、年に3回(6月、11月、翌2月)ありますが、マークシート試験は6月と11月のみです。
公式HP
共通編(教材内容と勉強計画)
目標は、2024年6月23日(日)にあるニュース検定5級の合格です。
まずは、そのための勉強計画を立ててみます。
テキスト&問題集は全部で17章、最後の方には直近の過去問1回分もついてます。
そして、各章の構成は、以下のとおり3段階のSTEP式。
その章の内容がまとめられています。いわゆるテキスト部分。
Step1の穴埋め問題です。Step1から用語を探して解答していくイメージ。
本番想定の4択問題です。検定試験のうち6割(合格は7割)がこのStep3から出題されます。
❶ わが家の勉強計画としては、まずStep1を特に予習なしで音読させる。
➋ Step2・Step3を1人で解かせる。
❸ 終わった後に親が○つけをして、一緒に内容を復習する。
というような感じでやっていこうと思います。
また、2回ぐらいやりたいので、問題集には直接書かずに、いらない紙の裏に解答させていくことにしました(結果、時間がなくて2回目はできませんでした。それでも9割は正解できました)。
個別編(各章ごとの体験談)
① 日本の国土と農林漁業 P3~6
2024年4月20日(土)。
第1章は音読もスムーズで、Step2、Step3も1人で解いていけました。
こちらが裏紙に子どもが解いた実際の解答です(字が劇的に汚い)。
1問だけ間違っていました。
「間伐って何?」とのこと。
確かに少し難しい言葉かもしれないが、選択した「植林」って真逆じゃねーか!
解答にセンスが感じられません(-_-メ)
一応、〇つけをした後、口頭で復習しています。
それを入れても全部で15分ぐらいなので、丁度いい勉強時間です。
ただ、並行して歴史の先取り勉強もしています。
とりあえず6/23が検定なので、できるだけニュース検定の方を優先して毎日やっていこうと思います。
② 暮らしを支える工業 P7~9
2024年4月21日(日)。
今回も裏紙に解かせています。
一応、全部あっていましたが、消しゴムで消さないあたりが性格が出ています。
前回が農業で、今回は工業の範囲。
小学校ではまだ履修していませんが、テキスト部分を読んで1人で解答できるレベルなので楽です。
伝統的工芸品についてだけ、校外学習で取り扱ったみたいで、子どもは「房州うちわ」を知っていました。
日本各地の伝統的工芸品にはどんなものがあるか。
中学受験の地理でも結構出題される重要なテーマですね。
他は、「第二次世界大戦」がいつの出来事なのか分かっていませんでした。
こうしたところは、歴史をしていないのでなかなか難しいです。
角川まんがが少しストップしてしまいましたが、並行して進めていきたいと思います。
③ 日本の貿易の特徴は P10~13
2024年4月22日(月)、公文3教科の後に、フォートナイトをswitchでやりまくってからのニュース検定です。
今日はやめとく?と聞きましたが、ニュース検定はすぐ終わるから大丈夫とのこと。
10分ぐらいで終わるから、いいみたいです。
それでは、今回は貿易がテーマ。
解答はこちら。
全部正解でしたが、1問は勘だそうです。
コーヒー豆の最大の輸入元がブラジルというのは知らなかったようです。
確かに子どもはコーヒーとか飲まないですからね。
あまり知らないかも。
そして、もう1つ重要な用語が、この3章にはあります。
「関税」についてです。
関税の主な目的は大きく2つあります。
安い輸入品が国内で出回ると国産品が売れなくなってしまうからですね。
子どもは用語は入れられましたが、理由をきくとやはり答えられませんでした。
ここはきちんと理解してほしいところですね。
明日は、歴史の角川まんがをやっていこうかなと思います。
④ エネルギー資源と電力 P14~16
2024年4月28日(日)、公文3教科がなかなか大変になってきました。国語の縮約は親から見ても難しいです。
今回は、エネルギー関係。
うちの子は、火力発電や原子力発電という用語の違いがあまり分かっていませんでした。
学校でまだやっていないとのこと。
この章では、特に東日本大震災で原発が止まり、火力発電に頼る割合が高まったのが重要です。
ただ、子どもからすると、東日本大震災も阪神淡路大震災も経験をしていないので、全く想像できないようです。
どっちが津波被害によるものだということも、結局は本からしか情報を得られないというのが難しいところ。
地震に関しては、中学受験でも必須の論点です。
特に下の3つの地震は、発生した年とその特徴も併せて覚えておきたいです。
⑤ 売る・買う・食べる P17~19
2024年5月1日(水)、休みの谷間の平日。
今回は、モノの売り買いや流通の仕組みでした。
わりと身近な話だったので、イメージしやすかったようですが1問だけ間違っていました。
間違ったのは、主食のパンと米の選択肢の問題で本人はケアレスミスといっていましたが、それが実力だというのをなかなか小学生だと理解しません。
きちんと文章は読んでほしいものです。
今回の章の一番のポイントは、日本の食生活の欧米化が進み、米の消費量が減って肉類などの輸入が多くなってきています。
⑥ 社会で働くということ P20~22
2024年5月2日(木)、休みの谷間の平日ラスト。
今回のテーマは仕事です。
働いたことない子どもにとっては一番想像しにくいテーマかもしれません。
役所で働ている人が公務員というのも知りませんでした。
というより、小学校(公立)の先生も公務員だよといったらびっくりしていました。
どうも公務員は、国会議員のようにテレビに出てくる人たちだと思っていたとのこと(憲法上は国会議員も公務員です)。
この他にも、正規雇用とか共働きとかピンとこない話がつづきます。
ここで、自分たち(親)の仕事の話をしたり、共働きの話(妻が愚痴をめちゃくちゃ言いまくっていた)をしてある程度理解してもらいました。
要復習のテーマです。
⑦ 減る人口 日本はどこへ? P23~25
2024年5月6日(月)、ゴールデンウィークはだらけますね。なかなか進まなかったです。
今回のテーマは「日本の人口」。正直、時事の中では一番重要なテーマだと思っています。
日本の人口はどんどん減っています。
今は約1億2500万人(2022年)。
この背景には、生まれる赤ちゃんが減る少子化と、人口に占める65歳以上の高齢者の割合が高まる高齢化があります。
そして、日本は65歳以上の高齢者の割合が「人口の21%」を超える「超高齢化社会」です。
また、この人口減少の勢いは止まらず、2070年には約8700万人まで減ると予測されているのでかなり深刻です。
そして、もっと深刻なのは、うちの子どもは日本の人口が増えていると思っていたことです!!
丁度、ヒカキンさんが1500万人いくかのYoutube LIVEをやっていて、その映像でYoutubeの登録者数がどんどん増えていく様子を見ていたからです。
日本の人口が増えていると勘違いをしています((+_+))。致命傷です。
問題は全部正解していましたが、ヤマカンのところもあるのでしっかりと復習しようと思います。
発展知識
消滅可能性自治体…20〜39歳の若年女性人口が20年から50年までの30年間で半減する市区町村のこと。 限界集落…地域人口の50%以上が65歳以上の集落のこと。
⑧ 「環境」を守るために P26~28
2024年5月9日(木)、角川まんがの歴史が進まない!
ただ、6月がニュース検定の試験なのでこっちを優先します。
今回のテーマは「環境問題」。
正答率が悪い。
例えば、「自動車の排ガスによって、地盤沈下が起きる。」という選択肢を正当だとしています。
何が原因でどういう公害が発生している、という因果関係が理解できていません( ;∀;)
併せて、四大公害を覚えて、その発生原因も押さえていかないといけないです((+_+))
後、「四日市」を「よっかし」と子どもは読んでいました。
三重県の「四日市(よっかいち)」市ですね。注意しましょう。
⑨ 災害列島ニッポン P29~31
2024年5月12日(日)、英検4級を6月1日に受験するので、その勉強もしないといけないから大変です!
今回のテーマは「災害」。
またも解答の写真を撮り忘れました((+_+))
第4回の「エネルギー資源と電力」のテーマで原子力発電所が止まった理由に東日本大震災が出てきましたが、今回まさに地震の内容が出てきます。
前回、関東大震災や阪神淡路大震災も併せて教えていたのである程度理解できています。
後、覚えておきたいのは震度についてです。
最近は、震度3~4の地震というのは頻繁にあるので、ニュースで地震速報で流れたらこの震度の大きさを知っているとイメージできるようになります。
他は、ハザードマップや特別警報について学習しました。
⑩ コロナで変わる社会 P32~33
2024年5月19日(日)、ようやく10回目まできました。
角川まんがに比べればはるかに進みますが、平日は、公文3教科や間にサッカー、スイミングがあるため思うように進みません。
今回のテーマは「コロナ」。
見開き1ページなので、すぐ終わりそうです。子どももすぐに取りかかりました。
うちの子(小学5年生)は、まさにコロナど真ん中の世代。
小学1年生の入学式はコロナで中止となり、そのまま自宅学習が数か月続くというなんとも悲しい小学校生活の始まりでした。
本人もマスク生活のことはよく覚えておりコロナにはなんの抵抗もない様子。
そのためこの第10回は3分ぐらいであっさり解き終わりました。
やはり自分が体験したことというのは、一番忘れにくい知識につながるということですね。
⑪ 共に生きる社会へ P34~36
2024年5月25日(土)。今日は2章分やります。写真が縦になってしまいました。
今回のテーマは身近な社会生活です。
ここは子どもも普段目にするものばかりなのでイメージしやすいです。
日本で暮らす外国人が300万人を超えているというのは、私自身もきちんと数字を把握していなかったので勉強になりました。
外国人の旅行客だけでなく、日本で暮らす外国人もどんどん増えていますね。
片や日本からは富裕層はみんな低課税国へ居住地を移すので、このままだと日本は外国人だらけになってしまいそうです。
⑫ 情報社会に生きる P37~39
2024年5月25日(土)。勢いでそのまま12章に突入しました。そのため写真も縦です。
今回のテーマは、「情報社会」。正に今の時代です。
2023年の流行語大賞に「X」「生成AI」「ChatGPT」「電動キックボード」などがノミネートされたように、社会の情報化はものすごいスピードで進んでいます。
子どもに「ChatGPT」を知っているか聞いてみましたが、知りませんでした((+_+))
うちの子どもの小学校は1人1台パソコンが配備されているので、「ChatGPT」のようなAIに触れさせる授業があったりすると面白いのですが。
やはり、このテーマで一番問題なのはSNSとゲーム依存ですね。
問題で出てくるので、子どもも一緒に考えてくれます。
SWITCHばかりしているので、ゲーム時間について見直せる丁度いい機会になりました。
⑬ 国の政治、地域の政治 P40~43
2024年5月25日(土)。
ここから最後の17回まではブログを編集する時間がなくなったので写真のみになります。
⑭ 憲法と私たちの暮らし P44~46
2024年5月26日(日)。
⑮ 選挙と政治の課題 P47~49
2024年6月2日(日)。
⑯ 日本と関係の深い国々 P50~52
2024年6月8日(土)。
⑰ 平和な世界を求めて P53~55
2024年6月9日(日)。
過去問(2023年6月実施分)
2023年6月22日(土)、試験前日。
過去問が1回分だけ最後に付いていましたので明日の本番に向けて最終チェックです。
正直、これまでの17回は15分間だけ集中して取り組み、それ以外は全く復習をしていませんでした。
結果、この過去問は81点でした。
7割が合格なので一応合格です。
間違ったところは、去年の時事に関するものが多かったです。
取りたい箇所はほとんど正解できていたので、このまま明日の本番に臨みたいと思います。
後は、受験番号のマークシートの塗り方だけ練習しました。
2024年6月23日(日) 試験本番
ニュース検定5級の試験当日です。
会場に着くまでの電車の中で、口頭でこれまでの復習をしました。
トータルの勉強時間としては、15分×18回(前回の過去問1回を含む)+当日復習30分=5時間です。
会場には、他の級を受ける人もいたので全部で15人ぐらです。
小学生は自分の子どもと、他に2人ぐらいしかいなかったです(やはりあまり人気がない)。
問題は持ち帰れたので、家に帰ってから自己採点をしました。
自己採点結果、45問中41問の正解。正答率91.1%
間違ったところは、公害・憲法公布日(文化の日)・基本的人権・ユニセフです。
後半のテーマがほとんどで、なんとなく勉強をいい加減にしたテーマだったため納得の間違いです。
2024年7月23日(火) 合格発表
合格発表日です。
ネットで見れます。受験番号と生年月日ですぐ確認できました。
マークシートだから点数出てもいい気はしたんですが、合否のみですね。
少し味気ない感じがしました。
2024年8月1日(木) 合格証書受領
合格証書がポストに届いていました。
結果通知書も同封されていました。合格者の平均点の高さに驚きです。
過去の受験者データはこちらからどうぞ(公式HP)。
まとめ
ニュース検定5級は、御三家レベルには少し物足りないですが、小学5年生が公民の勉強を先取りして始めるには丁度いいレベルです。
Step1のテキストを音読し、そこからStep2の穴埋め問題を解いて、最後のStep3もすべて選択問題なので、とりあえず子ども1人で全部解答することができます。
後は親が○つけをした後に、少しだけ復習してあげましょう。
子どもに難しさを聞いてみると、歴史まんがの勉強よりも、はるかにこっちの問題の方が簡単とのことでした。
やはり、歴史と違い身近に感じられるテーマもあるのでイメージしやすいようです。
さらに4級も受けたい!とやる気のようで良かったです。
合格率も高く、子どもの自信にもつながりますのでおすすめです(次の試験は2024年11月です)。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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