【新小5体験談(2巻)】角川まんが『日本の歴史』で先取り勉強をやってみた!

こんにちは、ゴロブーSTUDIOのゆきです。

今回は、わが家(新小5)の角川まんが『日本の歴史』の先取り体験談2巻になります。

1巻の体験談はコチラです。

2巻からは、歴史人物が多くなり政治の仕組みなど少し難しい用語も出てきます。

ほとんど1巻では子どもに教えることはしなかったのですが、2巻からはある程度「人物相関図」を使って事前に内容を説明しました。

人物相関図の使い方については、こちらの記事で詳しく説明しています(丁度2巻を例にしています)。

今回は、この記事と内容が少し重複するかもしれませんが、わが家の2巻でやったことをご紹介しますので、先取り勉強の参考にしていただければと思います。

また、今回も私が作成したオリジナルの問題プリントを使っています。

併せて、一番下に今回使用したオリジナル問題と回答プリントを置いていますのでよろしければ、ダウンロードしてお子さんの勉強にご活用ください。

2巻まとめ 保護者予習用

6世紀半ば、仏教が伝来し、仏教を深く信仰する聖徳太子は、蘇我氏とともに十七条の憲法や冠位十二階の制度によって新しい国家を造りあげようとします。その後、中大兄皇子による大化の改新、壬申の乱など血なまぐさい争いを経て、中国の制度を取り入れた律令国家ができ、日本という国号や天皇号が初めて使われるようになります。本巻では、飛鳥時代から大仏が造立された奈良時代までを見ていきます。

引用元:角川まんが学習シリーズHP
目次

第1章 仏教伝来と聖徳太子

2024年3月10日(日)、第1章は飛鳥時代の聖徳太子編ですね。2巻の中では一番、分かりやすいところです。

読む前に使った人物相関図の〇×はこんな感じです。

2巻 表紙裏の見開きページ

これを見せて、第1章を要約して事前に教えます。

ゆき

「第1章のメインは聖徳太子!なんとなく聞いたことあるでしょ?最初は、この蘇我馬子ってのが出てきて、日本に仏教を取り入れるかどうか問題で、この物部氏って奴と争うの。そして、勝った蘇我馬子がめちゃくちゃ強くなって、自分のめいを天皇にするの。それがこの推古天皇。その推古天皇の面倒見役に聖徳太子がなったんだよ。」

と、こんな感じで説明をしながら〇×をつけていくイメージです。例えば、蘇我馬子が勝ったというところで物部氏に×をつけます

事前に聖徳太子が出てくることや、蘇我馬子が権力者というような情報を前もって教えるだけで、全然まんがの理解度が違ってきます。

また、小野妹子は、子どもが読んでるタイミングで「ほらこの小野妹子がこの遣隋使なんだよ」と言って〇をします

子どもが読んでいるのを横で見ながらサポートする感じです(結構大変と思うかもしれませんが1章15分ぐらいなのでそこまで長くはないです)。

摂政とか初めて聞く言葉が出てきますが、まんができちんと説明されているのでそんなにフォローしなくても大丈夫です。

ただ、この後に何回も出てくる重要な用語なので読み終わった後にも確認で聞いたりはしました。

後、百済(くだら)が中々覚えられなかったので、何回か口に出させた方がいいですね。

とりあえず、第1章では聖徳太子は天皇中心の国づくりをしていったというのを押さえておきましょう!

第2章 大化の改新

2024年3月12日(火)、第2章は飛鳥時代で大化の改新が始まります。

登場人物は、この4人。蘇我蝦夷・入鹿親子は、特に今は名前まで覚えなくて大丈夫です。

2巻 表紙裏の見開きページ
ゆき

「第2章のメインは中大兄皇子!聖徳太子と顔が似てるね!実は考え方も一緒で、聖徳太子と同じように天皇中心の国づくり目ざしていくんだよ。そして、この章で初めての元号「大化」が決まるんだよ。

この章は、とにかく中大兄皇子を押さえます。中臣(藤原)鎌足も、後の藤原一族の元祖なので重要なのですが、それ以上に皇子です。

そして、必ず子どもはここで「聖徳太子と同じじゃん」と言いますので、「眉毛が違うじゃん」と言いましょう♪

中大兄皇子チーム対蘇我氏チームが戦って、中大兄皇子チームが勝つことまで言って大丈夫です(別に言ったからといって子どもは怒りません)。

その後の、大化の改新から政治の話が出てくるので難しいポイントになります。

公地公民などの仕組みをオリジナルプリントを解きながら押さえていきます。

また、なんといっても初の元号大化がここで決まります。これは、ぜひ覚えておきましょう。友達にかっこつけて言っちゃってもいい知識です。

最新の元号(令和)は知っていても、最初の元号(大化)を知っている5年生は少ないです。

一番覚えてほしいのは、中大兄皇子も聖徳太子と同じように天皇中心の国づくりを目ざしたというのを教えてあげましょう。

第3章 律令国家を目指して

2024年3月14日(木)、第3章は飛鳥時代のいよいよ皇子シリーズです。

ここは、しっかりと章の始まりのページを見せて、さらに人物相関図で補足します

第3章は、この3人が出てきます。

2巻 P112,113
2巻 表紙裏の見開きページ

見開きページと相関図の天智天皇の絵は、少し年齢の違いがありますが眉毛で同一人物と分かります!

ゆき

「第3章のメインは大海人皇子!第2章は中大兄皇子(途中で天智天皇になる)だったけど、その天智天皇の後継ぎ争いで、天智天皇の子どもの大友皇子と争うんだよ。そして、勝った大海人皇子が天皇になっていくの。」

「子どもの方が負けるんだ―」とそんな感じで聞いてくれます。

大海人皇子と大友皇子が、最初はなかなか発音しづらそうです。

角川のいいところは、大友皇子が脇役の顔になっているところです(一応天皇の名は後でもらうんですが…)。

ここは、「おおあまのおうじ」を連呼させて、壬申の乱で勝ったのは弟の「大海人皇子」であることを印象付けましょう。

大友皇子は覚えなくて大丈夫です。

ここで必殺のゴロ合わせ。

ゴロブー

赤が重要語句青がゴロ合わせだよ。

ゴロ合わせで年号も補強しておきます。

まんがのシーンと合わせたゴロ合わせだとほぼ100%覚えてくれます。

これで、大海人皇子は覚えてくれたでしょう。大海人皇子はこの後天武天皇になる超重要人物です。

そして、天武天皇が天智天皇のできなかった天皇中心の国づくりの後を継いでいくということを押さえましょう。

第4章 奈良の都と大仏造立

2024年3月16日(土)、第4章は奈良時代に入っていきます。

いよいよ大仏が出てきます。ここは、光明子や元明天皇、文武天皇も最終的には受験に必要な人物ですが、とりあえず省略しています。

たぶん、いきなり全部は覚えられないので、聖武天皇をメインで押さえます。

2巻 表紙裏の見開きページ
ゆき

この章のメインは聖武天皇!国にいろんな災難が起こるから仏教の力でどうにかしようとするんだよ。その時に鑑真とか行基とかのお坊さんの力を借りるんだ。似てるから間違えないように!

聖武天皇は、仏教に頼りまくりの他力本願天皇です。

極端なイメージでも、その方が子どもは理解してくれますね。

後は、その仏教を広めてくれた行基鑑真も重要です。

外見だけだと区別がつかないので、必ずそれぞれ何をした人物なのかを理解させましょう。ひっかけ問題でよく出ます。

また、2巻ではホントは道鏡という有名な悪徳坊さんが出てくるのですが、角川は人物相関図にのせていません。

中学受験でも不要なので丁度いいんですが、坊さんで天皇になろうとするとんでもない奴なんだよ、とかるく説明しておきましょう。

第4章は、仏教が中心のパートでしたね。これが3巻の最澄や空海にも関係してきます。

これで2巻は終了です。

第2巻 まとめ

2巻は1巻と比べると、急に人物が増えて政治の話も出てきます。

「角川まんがで挫折してまう」ターニングポイントの巻になりますので、結構丁寧にフォローしました。

ちなみに、私の上の子(当時小5)はここで挫折しています

何もせずに、ただまんがを読ませただけの先取りだったからです。

なかなか、ここまでフォローする時間がとれないご家庭は、とりあえず押さえる人物を各章1人に限定して進めるといいかもしれません。

1章であれば聖徳太子、2章であれば中大兄皇子(天智天皇)、3章は大海人皇子(天武天皇)、4章は聖武天皇です。

これが言えるようになるだけでも、かなり歴史の流れはつかめますので、まずは完璧を目ざさずに気楽にすすめていきましょう。

次回は、3巻を書いていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ゴロブー歴史 第2回(角川まんが 2巻 対応)ダウンロード

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