【新小5体験談(1巻)】角川まんが『日本の歴史』で先取り勉強をやってみた!

こんにちは、ゴロブーSTUDIOのゆきです。
今回は、わが家(新小5)の角川まんが『日本の歴史』の先取り体験談(1巻)になります。
わが家では、春休み前の3/2から角川まんがを使った歴史の先取り勉強を始めています。
初回の体験談についてはこちらです。

いよいよ今回から本編突入ですが、1巻からは子どもにまんがを読ませながら私が作成したオリジナルの問題プリントを解かせました。
その際に、子どもがどんなところでつまづいたか、また、どういうところは問題なく理解するのかを書いていますので参考にしてください。
併せて、一番下に今回使用したオリジナル問題と回答プリントがありますので、ダウンロードしてお子さんの勉強にご活用ください。
1巻まとめ(保護者予習用)
3万数千年前、マンモスやナウマン象を追いかけて、大陸から陸続きだった日本列島に人類が移動してきました。 縄文時代の末期、稲の栽培が始まると貧富の差が生まれ、弥生時代には小さな国同士の戦争も起こります。 やがて邪馬台国の卑弥呼のように、中国に使者を送って王の地位を認めてもらう者が出てきました。本巻では、 旧石器時代から大和政権の成立までの日本列島の歴史を見ていきます。
引用元:角川まんが学習シリーズHP
第1章 日本列島の誕生と縄文の人びと
2024年3月3日(日)、記念すべき1巻の第1章です。第1章は旧石器時代と縄文時代です。
第1巻は、覚えるべき重要人物はそんなにいません。
予備知識なしで、私が作った問題プリントだけを渡して読ませてみました。
結果、第1章は全く問題なく読んでいました。
「昔の人は寒くないの?」とか、「落とし穴つくればいいじゃん?」とか思ったことをそのまま口に出して読んでいました。黙って読みなよと思いましたが・・・まー、スルーしました( 一一)

こういう始まりの絵なんで、読みやすいですよね。
問題プリントも全て解答できていました。
というよりも、まんがに沿って答えられるように作っていますので埋められないと困ります(汗)。
中学受験を意識するなら、この1巻では、相沢忠洋やエドワード=モースをきちんと押さえなければいけません。
相沢忠洋、エドワード=モースは本編のあらすじの中ではなく、巻末のQ&Aで紹介されていますので併せてそちらを読んでおきましょう。
問題プリントには、受験で重要なところを中心に入れました。
また、難しい問題にはまんがのページをヒントに設けているので、特に私が教えなくても自分でページをめくって解いていました。
ホントにまんがは優秀な教材ですね。
第1章で一番理解してほしいことは、旧石器時代・縄文時代というのは、みんなで協力して食料を求めていたので、身分の差がなく平等ということです。
これが弥生時代との比較で重要となってくるので、子どもにはそこをしっかりと教えました。
後、巻末の古代トラベルマップでは、遺跡の場所が一覧で載っているので活用してみてください。

第2章 弥生時代―戦いのはじまり
2024年3月5日(火)、第2章は弥生時代です。
今回も予備知識なしで問題プリントだけ渡して読ませてみました。
特に、問題なく読むことができ、プリントも全部埋められました。
読み終わった後に、まんがの最初のページのここを見せながら縄文時代とどういった違いがあるのかを話し合ったりしました。

弥生時代で大事なのは、貧富の差や身分の差が生まれて争いが始まったという点です。
絵の左下にあるように稲作技術がこの頃に伝えられました(正確には縄文時代の晩期ですが)。
土地によっては、米が豊作のところと不作のところが出てくるので貧富の差が生まれます。
そうなると、食料や土地を求めて争うようになり、その土地を支配する強いもの(豪族)が出てきて身分の差も生まれます。
最後は、いくつものムラが集まって国となり、その国の「王」が誕生するんですね。
こうしたことが吉野ケ里遺跡(佐賀県)から分かったりしてるんですね(巻末の古代トラベルマップで確認してきましょう)。
第3章 邪馬台国の女王卑弥呼
2024年3月7日(木)、第3章も前回に続き弥生時代ですが、小学生が一番最初に覚える歴史人物「卑弥呼」が出てきます!(相沢忠洋やエドワード=モースは、一応、近現代史の人たちです)
そして、ここから角川まんがの「人物相関図」を使っていきます!
この章は、それほど人も出てこないので特に不要なんですが、2巻に向けて慣れておくために使いました。
こんな感じで事前に、〇をつけて簡単に説明しておきます。

奴国王と光武帝は少し難易度が高いんですが(ちなみに中学受験では必須の人物です)、卑弥呼だけだとこの図の意味がなくなってしまうので3人に〇をしています。
さすがに、魏の皇帝の名前まではいいんですが、奴国王の時は「後漢」、卑弥呼の時は「魏」というように中国の時代がそれぞれ違うことが理解できるといいですね。
また、57年(奴国王が金印をもらう)や239年(卑弥呼が魏に使いを送る)といった重要な年号も、年表を見せて覚えさせておきます。
ちなみに、角川まんがの後ろの方(P222,223)に年表はついていますが、年号については角川まんがではなく、これも私が作ったオリジナルのゴロ合わせ年表で覚えさせています。
239年はこんな感じです。
ゴロブー(500×500)-e1708517299509-150x150.png)
赤が重要語句、青がゴロ合わせだよ。

ゴロ合わせを覚えるというより、読んでいるうちにいつのまに覚えているというのを意識して短いフレーズで作っています。
こうした語呂合わせ年表を、ラミネートにまとめると、見やすく整理できるので理解しやすいです。

そして、子どもがまんがを読んで一番面白かったと言っていたのは、最後で台与(卑弥呼の跡継ぎ)が「何百年も同じことを続ければよいのじゃ!!」というところだそうです。
読みながら、「最後、こっわ!」とか言っていました。
どうもYoutubeで丁度、予言のようなものが流行っていたらしく、タイムリーな話題だったみたいです(Youtubeで流行っている予言では2025年7月5日に超巨大地震がくるらしい・・・)
後、漢字で間違えやすいのがいくつかありますので、次の漢字は練習しておきましょう。
- 漢委奴国王 ×漢倭奴国王
- 卑弥呼 ×卑弥子
- 邪馬台国 ×邪馬大国
- 親魏倭王 ×新魏倭王
第4章 古墳作りと大和の大王
2024年3月9日(土)、第4章は古墳時代です。1巻の中では一番歴史人物が出てくるのですが、実は、人物相関図で〇をつける人がいません。ここは、中学受験で覚える歴史人物は1人です。
唯一、遺跡の関係でワカタケル大王だけは顔は出てきませんが、名前を覚えておくよう教えます。
最初は「ワカタケル」が言いにくすぎて、子どもは全く覚えられませんが・・・
古墳時代で重要なのは、時代名のとおり古墳です。ここでは、大仙古墳の写真(まんがP11)も見せておきましょう。
後、ここでは埴輪が出てくるので、土偶と間違えないように教えておきましょう。
全体的に、人がたくさん出てきて、戦いも多い時代なので、子どもは??になるところですが、ここはあまり時間をかけないでおきましょう。大学受験レベルの内容です。
ここで大事なのは、古墳は大王のお墓で、その古墳が近畿地方を中心に全国の色んな場所にあったから、大和朝廷の力が広範囲に影響を及ぼしていたという点です。
このくらいの感じで大丈夫です。
これで、1巻は終了です。
第1巻 まとめ
1巻は、全体的にとっつきやすい内容になっています。
オリジナル問題プリントもサクサク解けていました。
単にまんがを読むだけだと意識しない人物やできごとも、問題として聞かれるとその部分は特に意識するようになります。
そして、まんがを読み終わった後に、再度、問題プリントを見ながら子どもに質問をして復習するようにしています(かなり大事です)。
こんな感じで、16巻までうまく進めば良いのですが、次の2巻からはいよいよ中大兄皇子、大海人皇子、大友皇子の「皇子シリーズ」が出てきます。
子どもがパニックにならないよう、しっかりと人物相関図を使って事前に解説しておこうと思っています。
今回の内容が、みなさんの先取り勉強の参考になれば幸いです。
次回は、2巻を書いていきたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ゴロブー歴史 第1回(角川まんが 1巻 対応)ダウンロード
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